静岡・宅配荷物爆発事件
容疑者宅より200点押収



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〔押収されたロケット弾〕

6月30日夜、裾野市の運送会社の営業所で仕分け中の荷物が爆発した事件で、
県警沼津署は1日、火薬類取締法違反(不法所持)容疑で逮捕した同県富士市伝法の
自動車板金工小谷典久容疑者(32)宅などの捜索で、口径81ミリや115ミリなどの砲弾約
200発と薬きょう多数、パソコン一式を押収している現場に遭遇。



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〔押収されたロケット弾〕


捜索は陸上自衛隊の爆発物処理班の協力を得て行われた。

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〔押収されたてき弾〕


押収した砲弾はいずれも火薬が入っておらず、爆発の危険はなかった。
小谷容疑者が発送しようとしたほかの荷物の砲弾類も同様だったことから、
沼津署は自分のコレクションに不発弾が紛れ込んでいるのに気付かずにこん
包した可能性が高いとみて、入手経路などを調べている。

 小谷容疑者は元自衛官の父親が始めたミリタリーショップを引き継ぐ形で店を経営したが客が少なく、
最近は主にインターネットを利用し、通信販売するようになったという。



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〔ミリタリーショップ〕

谷容疑者の父親は同市吉原でミリタリーショップを開店。
約7年前に店舗契約が切れたため、自宅で開業した。
小谷容疑者は板金工として働く傍ら、陸上自衛隊東富士演習場(同県御殿場市など)で
拾った不発弾や米軍の放出品などを売っていた。
インターネット利用の通信販売では「使用済みですので危険はありません」などと説明していた。


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現場では、次々に警察車輌に押収物が運び込まれていて、中には
完全に原型を留めている物も有り、大変、危険を感じた。



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同宅室内より、大型の弾頭やロケット弾など数点が次々に運び出される状況を見て、
近所の女性が驚いていた、自宅の近くに、この様な物が有るとは思っても見なかった様子である。